免疫細胞と呼ばれる白血球は、大別すると顆粒球とリンパ球に分かれます。健康な人では、白血球全体のうち約60%が顆粒球、約35%がリンパ球とされています。このバランスが大切で、崩れてしまうと病気になる可能性が上昇するので、この比率に大きく関わる自律神経を最適な状態に保ちましょう!!
交感神経が優位な昼間はどちらかというと顆粒球が活発で、怪我による細菌感染などに対応しやすくなっているとされますが、この交感神経緊張が続いてしまうと、顆粒球が殺菌に使う活性酸素や酵素が健康な細胞まで破壊してしまうため、がんや糖尿病、胃潰瘍などの病気を引き起こす機会が増えてしまいます。
また、リンパ球は副交感神経優位な夜間に活発に働きやすく、ウイルスに対する抵抗力として働きますが、交感神経優位な状況が続いてしまうと、顆粒球が増え、リンパ球の働きは抑えられてしまいウイルスに感染しやすくなります。逆にリンパ球が増えすぎた場合は、アレルギーや喘息などを引き起こします。