女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

月経過多とはどのような状態なのでしょう。

月経時の子宮出血が異常に多いものを過多月経といいますが、どの程度だと多いといえるのか人と比べたことがないのでわかりませんね。正常範囲は20~120 ミリリットルで平均50 ミリリットル,血液以外の成分も含めて平均60gとされています。 月経開始後2日目に最高の経血…

成人女性の生理不順はどうして起きるのでしょう。

20~39歳の成熟婦人の月経周期は25~38日が生理的範囲、月経日数は3~7日が正常範囲とされています。月経周期もしくは持続日数がこうした範囲から著しく逸脱している場合に月経不順とよんでいます。 月経を起こす源となるのが脳の視床下部から分泌されるホル…

毎月の生理痛、なんとかならないものでしょうか。

生理痛はないという方がいらっしゃる一方、月経に伴う痛みはひとそれぞれさまざまです。月経の前半に多い痛みの原因にプロスタグランジンというホルモンが関与しています。プロスタグランジンは子宮内膜、月経血、甲状腺、肺など体内の臓器に広範囲に含まれ…

思春期と月経の関係は?

月経の始まりとともに思春期という多感な時期を過ごす女子。体つきの変化や今までになかった毎月のことへの対応、と同時に起こる苦痛な状態など、女子が男子より少し大人びた雰囲気を醸し出すのも無理からぬことかもしれません。 現代では小さいうちから受験…

生理周期はいつころから安定するのでしょう。

初経(初潮)の年齢は10~14歳で平均12歳~12.5歳とされています。その時期はまだ卵巣や子宮も成熟していないので、ホルモンの安定供給もされにくいため月経が2か月に一度だったりすることもありますが、25日~38日の間に入っていればそれは正常な月経周期と…

妊娠準備中の女性のための食べ物・食べ方は?

新しい命を宿すためにとにかく栄養をたくさん摂ったほうがいいと思いがちですが、摂りすぎも良くありません。毎日の食生活でカロリーオーバーを繰り返していると、徐々に脂肪として蓄積され、妊娠中に高血圧症状を招くことにもなりかねないからです。 よく腹…

妊娠への近道は?

先進医療が発達して不妊治療についてのさまざまなアプローチが可能となってきています。そしてその治療を受けるためには母体の調子が大変重要です。ママとなるための先進治療を開始する前に、からだの調子を整えることがまず先決だと感じます。 たとえば食生…

女性のための無料お灸教室開催!

☆女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは、下記の日程で無料お灸体験教室を開催いたします。 昔ながらの熱いお灸と違い、簡単にできて、じわっとした温かさが続くものを使います。各自の身体に合ったツボをご指導させていただきます。 教室終了後にお家ででき…

妊活していてもなかなか授からない女性へ

妊娠するのに物理的な弊害、たとえば卵管の通りも問題なく、子宮内膜側に子宮筋腫などもなく、また精子の数、運動状況などにも特別問題がないような場合、まずは食生活を見直してみませんか? 生活のスタイル自体はそうそう自由に変えるわけにはいかないと思…

妊活中の女性へ!まずは3か月間の体質改善にトライしてみませんか!!

妊娠の確立は卵子の質に依存しているという統計があります。 国外では、母体が40代でも50代でも卵子自体の年齢が若ければ、体外受精での妊娠の確率は20代の母体と変わらないというものです。 それだけ、卵子の質が重要ということになりますが、自分の卵子で…

パパ☆ママお灸 その温かさが待望の赤ちゃんに伝わります!

体調が整わないお腹にはなかなか赤ちゃんの居場所はみつかりません。子宮の状態は全身の状態と同じです。全身の調子が整わなければ残念ながら妊娠につながりにくいと言わざるを得ません。 仕事が忙しくて満足な食事をしていない、湯船につかってゆったりとか…

生まれてくるベビーが待っています!パパ☆ママお灸

赤ちゃんを授かりたくて待っているこれからパパ・ママになるお二人に朗報です!鍼灸治療を受けながら、自宅でお互いにお灸をし合って赤ちゃんにとって居心地がいいママのお腹に整えていきましょう!パパにとってもリラックスした気分になること請け合いです…

妊娠を希望していて鍼灸治療を受けたいと思いますが、どんなことをするのですか。

鍼灸治療は全身治療です。全身を流れている経絡がスムーズに流れるようにすることで、体調が整い妊娠しやすい身体にしていきます。逆にいえば経絡がよく流れていないと、さまざまな生殖医療を施してもなかなか希望が満たされないことになるのです。 まず脈を…

婦人科で不妊治療を始めようと思っていますが、鍼灸治療ではどのようなことをするのですか。

病院では不妊治療をスタートする時に、お二人の体調をしっかり検査します。器質的につまり女性側では卵管が細くなっていて精子・卵子の移動に差し支えがないかとか、子宮筋腫が子宮内膜側にあれば受精卵が着床しづらいため筋腫の有無や位置を確認したりしま…

女性のための鍼灸治療室 ミキ・クーレでは9月16日(水)、20日(日)、23日(水)に秋の無料お灸体験教室を開催いたします。それぞれ11:00am~12:30pm、13:00pm~14:30pm、14:30pm~16:00pmの三回行います。自宅でセルフケアができるようにツボの取り方やお…

食欲はあるのですが、食べた後にお腹が張る感じがします。

暑い日が続き、冷たくてさっぱりしたものがおいしく感じられます。朝起きぬけの水分補給もつい冷蔵庫でギンギンに冷えた飲み物を飲みがちになっているかもしれません。炎天下の中、歩きつかれて冷えた飲み物をキューっと一杯飲むのはいいですよね。でも冷房…

Q.ザワークラウト(ドイツでは欠かせない付け合せのキャベツのお新香?)は胃腸にいいのですか。ザワークラウトに入っているキャラウエイシードの和名は姫ウイキョウで、健胃(胃液の分泌を促し、消化・吸収作用を盛んにさせる)、駆風:くふう(腸管内のガ…

無料お灸体験教室開催!

美的容姿をめざしている方へ、女性のための鍼灸治療室ミキ・クーレでは下記の日時で無料のお灸体験教室を開催いたします。体質にあった鍼灸治療はお顔の状態はもとより、偏りのない本来の元気な身体に改善します。鍼灸治療を知る第一歩として、お灸(きゅう…

自分がアレルギーなので子供にアレルギーが発症しないか心配です。よい予防法はないでしょうか。

ご自身がアレルギーを持っていると妊娠中もそれらの食品は食べないと思いますが、出産後に自分が食べないからと言って6ヶ月以降、子供の離乳食などにそのアレレルギー食品を入れないようにすると、そのことがかえって危険であるということがわかってきまし…

ホットフラッシュはだいたいいつ頃まで続くのでしょうか。

ホットフラッシュを含めた更年期のさまざまな症状は、一種の‘禁断症状’という側面があります。小学校高学年くらいから生理が始まり、平均51歳くらいで閉経を迎えるのが一般的といわれますが、閉経を境にした前後5年間を更年期と呼びます。その約40年間は定期…

雨や台風が近いとなぜ体調が良くないのでしょうか。

通常平地では1気圧(1013ヘクトパスカル)の中で生活していますが、台風がくると「中心気圧が980ヘクトパスカルです」などというように、いつもより急激に気圧が下がり、空気の中の酸素の量がいつもより減ってしまいます。すると身体は低酸素な状態になります(夜はどち…

爪の半月が見えないと不健康なのでしょうか。

爪は皮膚の角質層が特に硬く板状になったものです。爪がピンク色をしているのは指の血管が透けて見えているからで、白く見える半月部分は出来たての爪なので角質化が他の部分より進んでいないため水分がまだ多く、血管を透過しては見えない状態なのです。 さ…

妊娠を希望していますが、生理不順が慢性的です。何かよい解決策はないでしょうか。

不妊に悩む方は生理があまり順調でないことも悩みのひとつということが少なくありません。生理不順についてはよくストレスのことがとりあげられますが、同様に大切なのは生理を起こすためのあるいは妊娠を維持するためのホルモンそのものの不足があるかもし…

子供を授かりたいのですがなかなか妊娠しません。鍼灸治療は効きますか。

現代は晩婚化率がとても高くなっていると思われますので、30歳代後半で結婚される方も少なくありません。すると結婚して少しは二人でのんびり過ごしてそれから子供を・・・と言っていると年々授かる確立は下がり、妊娠に伴うリスクが上がっていくと考えられ…

冷たく感じる湿布薬は、本当に冷やしているのでしょうか。

冷湿布といわれる治療法はガーゼやタオルなどの布を冷水にひたし,身体の外から炎症のある部位を冷却することで痛みを緩和させるのが目的で行われています。冷たい刺激によって血管は収縮して血液の供給を減少させ、止血や腫れあがることの軽減に効果があり…

温湿布は身体を実際に温めているのでしょうか。

温熱療法は,身体の外から温かい物質を当てるなどしてそのものが持っている熱を身体に移すことで、血液やリンパの循環を改善し,新陳代謝を促進したり,筋肉の緊張を緩和させ,鎮痛作用を期待して行うものです。また、ハイパーサーミアと呼ばれる癌の治療法…

肝斑とシミの違いは何でしょう。

肝斑もシミの種類のひとつですが、一般的な‘シミ’と‘肝斑’は原因が違います。肝斑はその名前から何か肝臓に原因があるように印象づけられてしまっていますが、そうではなくシミの形が肝臓のように見えるからということのようです。お化粧をして隠してもどう…

側彎(そくわん)症とはどういう病気でしょう。

背中側からみると背骨が蛇行している状態をいいます。何らかの疾患で痛みがあり体を真っ直ぐにしていられずに起こる側彎症は痛みの改善と共になくなります。服を着ているとほとんどわかりませんが、着衣状態でわかるほどの場合は蛇行がかなり激しいものです…

お花見の季節、ビールやお酒はおいしいですね!お酒は百薬の長といわれますが、本当でしょうか。

アルコールは飲んでいる最中からウロキナーゼという血液をサラサラにする成分が、血管の内側から作られて出くるので、血管が詰まりやすくなって起こる脳血栓症(脳梗塞)や、心筋梗塞などの予防になると言われています。ガンに次いで多いこうした病気の予防…

「歯が浮く」といいますが、実際に歯が浮いているのでしょうか。

歯は外から見えない部分があごの骨に埋まるようにして生えています。 その見えない部分が歯根と呼ばれ、骨との間には歯根膜という薄い膜があります。その中には神経や血管、 リンパ管などが豊富に走っているので食べたものが硬いのか軟らかいのか歯にくっ付…