身体の一番外側は皮脂膜(汗と皮脂)が、皮膚表面をコーティングしています。さらに内側の皮膚の角層は、角質細胞と細胞同士をつなぐ脂質セラミドによって構成されていますが、加齢と共にセラミドは減少するとされています。セラミドは50代では20代の約半分になるそうです。
すると角層は乱れてしまい、保水能力も発揮されにくくなるわけです。そうなると、皮膚知覚を脳へ伝達する神経が、本来の位置に留まれず、表皮近くまで伸びてきてしまい、衣服のこすれや石鹸などの弱い刺激でもかゆみを感じてしまいます。乾燥もあればさらに敏感になり、かきむしってしまうことに・・。
かきすぎて神経を延長させないように、お風呂上がりには全身に化粧水を塗っておくとかなり効果があります。私も2年ほど前から、乾燥時期の皮膚のかゆさが気になりだし、日本酒由来の化粧水(量が多くてリーズナブル)を全身にパシャッパシャッと塗って事なきを得ています。転ばぬ先の杖です。