自分でイメージしたように手足を動かすことは可能ですが、それと同じように内臓を支配する自律神経をイメージ通りに働かせることは出来ません。自律神経は交感神経と副交感神経の二つですが、この二つが交互に入れ替わって働くことで内臓のバランスが取れています。
交感神経が優位に働くのは、例えば恐怖を覚えたり、間違えてはいけない物事を前に緊張するような時に、また副交感神経が優位なのは、食後や睡眠時などリラックスする時です。この交感神経が優位な時、免疫細胞のリンパ球はあまり動けず、リンパ節で待機しています。
そして副交感神経が優位になるとリンパ節から出て、全身を駆け巡り、ウイルスなどの外敵や、自分の細胞だけれど癌細胞に変化してしまった細胞などを攻撃して、健康な状態を保っているのです。身体の声を聴かずに気持ちだけで暴走すると、副交感神経が働けず、免疫力が落ちるのです。
