コレステロールの中でもいわゆる善玉コレステロール(HDL)は、高い方が良いということがわかってきたことで、総コレステロールの値よりも、いわゆる悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロールの割合が大切ということになってきました。
その割合を「LH比」と呼び、LDLコレステロール÷HDLコレステロールで計算します。例えばLDLが110mg/dlでHDLが40mg/dlだと、それぞれの値は基準値ですが、110÷40=2.75となり、表のようにこの値は血栓ができている可能性があり、心筋梗塞などを引き起こしかねないとされます。
逆に、この比率に問題がなければ、LDLが高いというだけで薬々と騒ぐのは早計のようです。ある方が、コレステロールが高い時、食べ物はどういうものを選べばいいでしょうと病院で質問すると、薬を飲んでいれば何を食べてもいいからね、と答えが返ってきたそうです。本末転倒のような・・・。