必須ミネラルであるリンが血液中に過剰になると、リンとカルシウムが結合して血管の壁に沈着、血管が狭くなったり骨のような硬さになったりしてきます。 このことを血管の石灰化といい、たとえば心臓の血管に起これば心筋梗塞を起こすことになります。
さらにリン過剰状態はホルモンの影響により、骨を構成しているカルシウムが血液中に運び出され、骨がもろくなり骨折を引き起こします。「リン」には肉類・魚介類・豆類などに含まれている有機リンと、インスタント食品や菓子などの加工食品に「食品添加物」として加えられている無機リンがあります。
有機リンは摂取量の半分しか体に吸収されないのに対して、無機リンはほぼ100%が吸収されてしまいます。現代の日本の食生活では加工食品の利用が増えているので、どちらかというと過剰摂取が問題となっています。血管や骨の状態を良くするには、このリンの管理が不可欠です!!