今日から5回にわたって、便秘について特集したいと思います。快便に導く手立ては様々あると思いますが、毎日の生活の中で、「無理なく、そして継続する」ということが何よりも大切になってくると思います。
今日は第1回 どうして便秘になるの?です。
本来、健康な人の便は、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜でできているそうです。便秘の場合の便はガチガチ・コロコロになりやすいと思いますが、そういうタイプの便は、水分が60%ほどで、悪玉菌が多くなっているそうです。水分摂取や食物繊維が必要とのこと。~便のスペシャリスト辨野先生のお話から~
さて便秘は、ストレスや食事内容の偏りなどが原因となっている場合が多くみられます。ストレスにもいろいろあると思いますが、イライラしたり、落ち込んだりすることで自律神経の働きのバランスが乱れます。この自律神経こそ排便を司る大切な神経。
朝食後が一番腸管の動きもよく、もっとも排便に適した時間なのですが、都会で働く人にとっては、通勤時間の長さもあり、時短で事を運びたい、最も忙しい時間帯です。そのため、排便リズムをつかみやすいせっかくの時間帯が、有効活用できずにいる人が多いことと思います。
さらに、満員電車でもみくちゃにされでもしたら、一気にイライラも強まりますね。他にも仕事上での嫌なことなども重なると、落ち込んだり、気持ちが萎えてしまったり・・・。
自律神経を上手に整えるには、朝の時間はゆっくり過ごすよう心掛けることが大事です。少しでも多く睡眠もとりたいですが、朝は余裕を持って早めに起きて、排便のリズムを勝ち取りましょう。起き抜けのぬるめの白湯も効果的。
また、ストレスを感じているのは、「心の持ち方・考え方」であって自分自身ではないというように少し客観的に、状況を眺めてみるのはどうでしょう。場合によっては、その考え方を少し変えてみると新しい視界が開けるかもしれません。
また、後悔したり落ち込んだりもしますね。終わってしまったことは、拭い去れませんから、次のステップ、あるいはこれから自分に何が出来るのか!と焦点を置き換えてみてはどうでしょう。そうすれば、少しずつでも腸内すこやか美人になっていけると思います。
食事については第2回でお伝えします。
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