赤ちゃんがなかなか授からないので検査をすると、高プロラクチン血症と診断され、服薬を続けながらの不妊治療をしている方が、ある統計では約10%いらっしゃるそうです。このプロラクチンというホルモンは、脳下垂体から分泌され、乳汁分泌を促進し、排卵しないように仕向ける働きがあります。
そのため、産後の母子にとって重要なホルモンと言えますが、妊娠前にその分泌が多くなると、妊娠しにくくなるのです。この原因は、他のホルモンの値が低いため、身体が増やそうとして、プロラクチンも増産されたり、薬の副作用や脳腫瘍などです。これらが全て否定されると、原因不明となります。
ホルモン補充療法で、排卵を起こさせることは出来ますが、原因不明の場合は、まずは生活習慣を見直すことが大切です。悪玉のストレスや、睡眠の乱れは自律神経のバランスを狂わすため、ホルモン分泌には悪影響です。気候に服装を合わせ、旬の食材を摂るなど、自分が出来る範囲で調整していきましょう。