91歳の父は、認知症が大分進み、元来おしゃべりな人なので、会えば何かしゃべりますが、内容は脈絡がありません。そんな父ですが、先日は職業体験の中学生や高齢者の仲間を相手に先生をしました。若い時は戦後の東京で、大きなパーティー会場などに出向き、アレンジフラワーを沢山していました。
そんな経歴を買われ？！施設の中でアレンジフラワー講習会となりました。最初は、訳も分からず座っている父でしたが、お花が目の前に来ると、急に素手で長い枝を折り、目の前のオアシスにお花を差し出し、あれよあれよという間にカッコ良く出来上がったので、皆さんビックリされていました。
記憶は、漢字や計算の仕方を主に海馬が働いて覚える陳述記憶と、ピアノや自転車のように何度も練習して獲得する手続き記憶に分かれ、こちらは小脳や大脳基底核が主に働きます。身体が覚えている記憶は、障害が起こりにくいのです。最後に生徒さんたちの作品の講評まで、語彙も豊富にしていました！！
