これからたくさん汗をかく季節に突入しますね。このコリン性じん麻疹は、発汗作用が刺激となって起きやすいものです。若年者に発症しやすく、30歳代には治まっていくことが多いとされます。主に
腕などに出現し、手の平や足の裏にはみられないのが特徴です。
運動や入浴などによって点状のポツポツとした発疹が出現しますが、実際には、診察時にそのような発疹が確認できることは少ないようです。前述のように発汗が関係しているので、薬物療法に入る前に、まずは症状を引き起こさない工夫や注意をするという治療方法を模索しましょう。
暑い時季の入浴はシャワーにして、日中の汗は早めに濡れタオルでふき取るようにしたり、緊張や悪玉ストレスによる交感神経興奮状態が続くと、身体に熱がたまりやすくなるので、上手に回避していきましょう。症状に対して、あまり神経質になり過ぎないことも大切です。