先日会った80代の方は、ずいぶん前から軽い糖尿病の薬を飲んでいるとのことでさらに、このところは先生に、腎臓が透析をしなければならない数値に近づいていると言われているんですともおっしゃていました。腎臓は毛細血管の宝庫ですが、糖尿病では、細い血管から破壊され傷つきやすくなります。
すると身体に必要な物質だけ血液中に残し、不要物は尿に捨てるという腎臓の働きが落ちてきます。そうした状態が続くと老廃物やバランス的に多すぎる物質が血液中に増えすぎて、様々な悪さをしだします。そうなっては大変なので透析療法で、機械を使って血液の浄化を行います。患者さんの負担は大です。
その先生とは長いお付き合いのようで、血糖値が高いと言われた時からすぐ薬を飲み始めたとのこと。その前に最低でも2~3ヶ月は運動療法を勧められ、それでも血糖コントロールが出来ない時に初めて薬を使うというのが現在では一般的だと思いますが、そのようなお話は一切なかったとのことでした。