寒くなってくると、しもやけや足の指が紫色になってしまう方がいらっしゃいます。しもやけの原因は、寒さに血管が反応して細くなり、温まってくると動脈側は直ぐに広がり、静
脈側は広がりにくく、そこに血液が貯留して、その血管から、組織に炎症を起こさせる物質が漏れることが考えられます。
そのことが赤くむくんだり、かゆみが起こさせる原因になるとされています。また、紫色になってしまう方は、肺の機能低下や心臓の弁膜症、動脈硬化症など心臓・血管系の機能低下による循環不全の可能性も否定できませんので、心配な方は一度詳しく調べてもらうといいかと思います。
鍼灸治療を続けていると、そうした症状は軽減されます。もちろん日頃、手足を極端に冷やさないよう、料理などで水を使う時は避けられませんが、それ以外の時は手袋をはめて家事をするよう心がけましょう。自宅でできるお灸を定期的に行うことも効果的です。冷たい冬に向けて、予防が大切です。
