先日、短い坂道をほんの7~8分上り下りしただけなのですが、膝下の筋肉痛が出てしまいました。私の生活圏内が平地ばかりで、身体を前後に傾けて歩くことがほぼありません。駅では階段を使って筋トレはしていますが、コロナ禍が続き、車での移動がほとんどで、身体が鈍っています。
さて中高年になってから平地を歩くとき、「歩幅は広く!」は危険です。股関節周りの筋肉を無理に使うと必ず痛めます。膝をしっかりと伸ばしてかかとから着地すれば十分です。その感覚を持って前傾姿勢で坂道を上り、足裏で地面を踏み込めば体幹から骨盤、脚、足裏へと力が伝わって推進力となります。
下り坂は、やはり歩幅は狭くして、地面に沿って足裏全体で着地。その際の衝撃を和らげるよう少し膝を曲げます。膝を曲げれば曲げるだけ筋肉のダメージは大きくなりますので注意しましょう。治療室の近くにあるお寺の参道は適度な坂道になっています。この坂道を日常筋トレに使いたいと思います。