1940年代には気象病という用語が登場したそうですが、気象病についての研究が進んだのは最近です。多くは低気圧が近づくと頭痛が起こるという、低気圧頭痛ですね。平地では通常、一気圧(1013ヘクトパスカル)で生活していますが、台風が近づくとその数値が下がります。
通常より低い外気圧になると、身体は酸素が少ない状態にさらされることになり、脳内では血流確保のため血管が太くなり、神経を圧迫することが、頭痛が起きる原因のひとつとされます。この反応には自律神経が関わるため、日頃のストレスは大いに気象病にも影響しそうです。
ところで「乾布摩擦」を科学的に検証したところ、血流量が増えることがわかったそうです。小さくたたんだタオルで服の上からでも構わないのでこすることで、体中に酸素と栄養が行きわたり、自律神経のバランスが整い、冷えや慢性疲労の改善にもつながるそうです。入浴前はさらに効果的とのこと。