コロナ禍もあって、外出や人と会う機会が減り、会話することが少なくなっている方もいると思います。すると、構音器官と呼ばれる声を作り出す口唇、舌やあごなどの動きも減少し、筋肉が弱まります。舌の筋肉が衰えると舌の位置が下がり、下あごが下がって自然にぽかんと口が開きやすくなってきます。
つまり口呼吸につながります。マスクをしていることが増えている今ですから、通常の鼻呼吸では息苦しく感じられ、口呼吸になっていることもあるかと思います。鼻から空気が入れば異物を外へ出すよう働きますが、口からだとそういう働きの細胞がないため、感染する危険性が高まります。
そこで、この「あいうべ体操」が功を奏することになります。「あ~」と口を大きく開け、「い~」と思い切り横に口を広げ、「う~」と唇をとがらせて、「べ~」と舌を顎先に向かって伸ばします。それぞれ1秒ずつキープします。各10回を1セットとし、1日に3セット行います。入浴時などがgood!