女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

★体幹トレーニング講座を開催!+虫刺されのお灸★

女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは、7月16日海の日に、体幹トレーニング講座を開催しました。この猛暑の中、三々五々お集まりいただき、ご参加いただいた方々には感謝申し上げます。冷房の中とはいえ、けっこうな運動となり、汗をかきかき、休みも入れながら練習しました。

年齢的にもこれからの生活に支障を来さぬよう、皆さん気を付けて毎日を生活されていることが、垣間見られ、私も大変参考になりました。また、ぜひ同様な体幹トレーニング講座を開催したいと考えています。今回、参加できなかった方も次回ぜひご参加ください。お待ちしています。

また、「虫刺されのお灸」についても、3名の方が果敢に挑戦されました。これは、糸状灸(しじょうきゅう)といって、木綿糸の細さほどにモグサをひねって、皮膚上で焼くもので、ズーンとした何とも言えない皮膚の感触があり、かゆみが吹っ飛びます。 皆さん、もぐさ捻(ひね)りから、興味を持たれ自分でやってみたい!とのことで、実際捻っていただくと、わずか数分の練習でしたが、鍼灸学校の学生さん顔負けの上手さで、驚きました。火は私が点火しましたが、熱さがやってくると来た来たーッ!と言いつつ皆で笑い合いました。

女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは、日常の中で自身の体調を整える術を、今後も提案していきたいと考えております。健康に関することや、はりやお灸の治療について、疑問やご質問等ございましたら、ご連絡ください。090-7171-9051大倉まで。

★体幹を意識したショートトレーニング★

女性のための鍼灸治療室ミキクーレは「ほんの少しの時間を使って日常的に体を整える」ということを常々考えています。お灸のセルフケアはもちろんですが、今回は身体の中心軸となる体幹に注目しました。体幹(いわゆる胴体)には、内臓のほとんどが収まっていて、上部には肺や心臓があります。

そして下部には消化器系の臓器が主に収まっています。肺は肋骨があってはじめて、スムーズに動かされる臓器で、肋骨によって守られると同時に、その肋骨の動き方の良し悪しは体全体に影響を与えます。 「肋骨を動かす」という表現は少し変な感じがするかもしれませんが、肋骨を広げる外肋間筋と肺を下方に引っ張る横隔膜は呼吸にとって、大変重要な筋肉です。呼吸は空気を吸って全身に酸素を届ける働きと言えますが、それと同時に内臓のマッサージもしています。

 

息を吸うと横隔膜は下方に下がり、そのとき肝臓や脾臓、胃、小腸、大腸、膵臓、子宮や卵巣に至るまで横隔膜による優しい圧力で、マッサージ効果が得られているわけです。つまり横隔膜という体幹の中心を成す筋肉を、上手に使うことは内臓の血流促進に大いに効果が期待できることになります。

 

気になる体幹!トレーニング講座開催

横浜鶴見の「女性のための鍼灸治療室 ミキクーレ」では、7月16日(月・海の日)に、体幹トレーニングの講座を開催いたします。体の深部の筋肉をしっかり使うことで、腰痛予防や便秘解消など、体調を良好に保つことが期待できます。

事前にお電話にてお申し込みください。午前の部10:30~12:00、午後の部13:00~14:30です。若干の空きがございます。090-7172-9051女性のための鍼灸治療室 ミキクーレ大倉まで

★気になる体幹!トレーニング講座開催★

横浜鶴見の「女性のための鍼灸治療室 ミキクーレ」では、716日(月・海の日)に、体幹トレーニングの講座を開催いたします。体の深部の筋肉をしっかり使うことで、腰痛予防や便秘解消など、体調を良好に保つことが期待できます。

日々コツコツ続けることが大切ですが、忙しく過ごされている方も、毎日続けられるような工夫をしながら、トレーニング方法をご一緒に練習してみませんか!!その他、各自のお困りの症状や体調を整えるお灸(きゅう)のツボなども、ご紹介いたします。

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★うれしい贈り物★

先週、報告させてもらいました「詩」について、ご本人に確認が取れて、発表してかまわないとご承諾いただきました。私が営む鍼灸治療室の入り口に、木彫りの布袋様が鎮座しています。久枝さんはいつも布袋様をさすっては、ニコニコして帰られます。以下が、久枝さんからいただいた詩の内容です。

 

布袋さまとドクダミと   〇〇久枝

 

鍼灸院の入り口で迎えてくれる

木彫りの布袋さま

そのお顔は柔和で

思わず笑みがこぼれる

からだもこころもほぐされる

 

布袋さまは

昔の中国に実在したお坊さま

知的障害があって

お経を読むことも話すこともできずに

どんなときも微笑んでいた

 

歩くことを日課にしている

県立公園の石垣のすき間に

ドクダミの花が咲いている

梅雨の晴れ間

せまい石の溝に咲いても

ひとしく陽は当たり風に揺れている

言葉を持たない白い十字の花に

癒されている

ドクダミの花の清楚さは

布袋さまの微笑み

 

こんなにも近くで

布袋さまの姿を通して

微笑むみ仏を彫りあげた

仏師の人柄に出会えた

 

いま その微笑みに助けられている

 

以上です。初めての、そしてとてもうれしい贈り物となりました!久枝さん、ありがとうございます。

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★初めての贈り物★

先日、今まで生きてきた中で、初めての贈り物をいただきました。それは、「詩」です。治療室の入り口に、叔父が作ってくれた布袋(ほてい)さまが鎮座しているのですが、その満面の笑顔をとても気に入った患者さんが、布袋さまを題材にしてつくってくださったものです。

 

内容については、ご本人の確認が必要なので後日、発表出来ればと思います。さっそく治療室入り口の本棚の上に飾らせてもらっています。ところで、詩を書くという行為は脳のためには最強のトレーニングになるようです。

 

何を題材に選ぶかに始まり、自分の思いをどう表現するのが最適かを考え、贈る相手がいれば、その人がどう感じるかを想い、言葉を厳選し、文章を一時的に記憶し、昔の記憶の一部を思い出したり・・・というように、脳の様々な領域を使う行為です。

 

脳も体の一部なので、例えば家で毎日ゴロゴロしていれば、骨や筋肉が衰えてしまうように、知力も脳に負荷を与えなければ衰える一方になると考えられます。また、読書に比べて、文章を書く方がより脳に負荷がかかり、疲れるといわれます。その分、脳の鍛錬になるということですね。

 

今は、毎日少しの筋トレに勤しんでいますが、私もいつか、詩を書くことへ挑戦!!という選択肢もあります。脳トレも大事だな~と思う今日この頃です。

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★暮れのささやかな贈り物★

先日いらした患者さんが、あの入浴剤をもっと使いたい!家族みんなが気に入っています・・・、とおっしゃって、約3か月分の注文をいただきました。といっても治療室では、メーカーさんから届いたものをそのままお渡しするだけで、販売を業務にしているわけではありませんが。

 

この入浴剤は毎年暮れのささやかな贈り物として、患者さんにお渡しするものです。お灸のもととなるヨモギの葉(艾葉がいよう)入りです。この「艾」という字はおさめるとも読み、病を治めるという意味もあるそうで、効能がいろいろあって昔から便利に使われてきた薬草なのです。

 

ヨモギにはシネオールという香り成分が含まれます。この匂いが好き!という患者さんもけっこういらっしゃいます。お茶や草団子(整腸作用)、止血のために使われたり、入浴剤として、またお灸として・・など形を変えてさまざまな効用が期待できます。

 

 治療室で恩恵にあずかっているのはこのお灸としてで、ヨモギの葉の裏の生毛を集めて作ら       れる「もぐさ」を使います。これからの季節は虫刺されなども多いと思いますが、虫刺されに  は著効があります。お灸でチクっと焼くと痒みや痛みがいっぺんに吹き飛びますよ。

★食後なのにお菓子が食べた~い!!

先日いらした患者さんが、食後すぐにお菓子が食べたくなるんです、とおっしゃいました。女性は、女性ホルモンであるエストロゲンプロゲステロンの分泌のバランスによって、月経時期が決まります。

 

特にプロゲステロン排卵後の、月経が始まる前までの時期で分泌が増えますが、このプロゲステロンインスリンの働きを弱めたり、腸管の動きを抑制するという作用があります。すると、せっかく食べた栄養分の糖質が、細胞の中に取り入れられないということが起こります。

そうなると脳は、身体を循環しているこの血液の中に、もう糖分はないらしいと勘違いして、さらに食べなければという判断を下し、食行動を起こさせるということが考えられます。どうしても余計に食べ過ぎるということになるのですね。

 

また、排卵後の時期は月経に備えて水分を体にためて、血液を増やす必要もあるので、浮腫むことも多く、さらにプロゲステロンによって腸管の動きも抑制されるので、便秘になる人も多いですね。体調があまり良いと感じられない時期といえます。

 

ですので、食事で気分が満足できるよう、少し甘味のある煮豆を増やしたり、あるいはゼリーや寒天などの軽めのデザートを最初から用意しておくなどして、さらなる糖分の摂取は控えめにするのが賢明かと思います。