先日、ある方が腰が痛くて、キッチンのシンクの縁に肘(ひじ)をついてお皿を洗っていたので、肘が傷になって‘かさぶた’が剥がれたと思ったら、肘から手首まで赤く腫れてきたと言って、見せてくれました。
病院に行くと、先生がばい菌が入ったね~のひと言。抗菌薬が10日分も出されて、何なのだろう??と思ったそうです。おそらくですが、皮膚の傷口からその下の皮下脂肪などの層へ、ブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌が入り、感染症を起こした蜂窩織炎なのかもしれません。
通常の抗菌薬療法では、数日間で症状は治まるとされますが、細菌が死ぬ過程で、組織に損傷を与える物質が出されることがあり、細菌が死んでも、体は反応を続けるため、たとえ症状が治まっても、抗菌薬による治療は10日間以上継続することが望ましいそうで、今回もそこまでの説明が欲しかったですね。