最近は、マスクの中でどうやら口で呼吸してしまうことが増えているようです。普通に空気を吸うのは鼻ですが、それだけでは酸素の量が足りなくなり、口で取り込もうとしてしまうのです。
本来ヒトは、身体にとって有利なため鼻で呼吸するとされています。それは鼻や喉の毛の生えた細胞や粘液によって、細菌などの異物が肺の奥まで入り込んでしまう前に、外に排出されることや、鼻の中の空間を通ることで空気が温められ、湿気を帯びて、肺を傷めないからです。
また、副鼻腔では一酸化窒素がつくられていて、これは血管を柔軟にして血流を良くし、殺菌効果もあるため気道を清浄に保ち、病原菌から身体を守ることになります。「ハミング」は副鼻腔の細胞を振動さて、一酸化窒素の産生量が増え、感染予防につながると考えられています。ぜひマスクの下でハミングを!