1997年からの20年間で、帯状疱疹の患者数が約1.5倍に上昇しているそうです。特に若い子育て世代の増加率が高いとのこと。これは2014年からの水痘ワクチンの定期予防接種化が関連しているとされます。
ご存知のように、主に子どもの頃、水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染して、水ぼうそうを発症。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは背骨の傍などの神経節に潜んでいます。免疫力が充実していれば、ウイルスの活動は抑えられているため発症しません。
今までは、子供の水ぼうそう発症に伴い、その親世代は、幼少期に感染したウイルスに対する免疫が再活性化するため、罹りにくかったのですが、定期接種化されたことで、子供達に発症が少なく、親世代の免疫再活性が起こりにくいことが増加の原因のようです。
ワクチンは感染症予防に効果的ということですが、皮肉な結果をもたらすことにもなるようです。日本では成人の9割がこのウイルスに既に感染しているとされていますので、多くの人に発症リスクがあるわけです。
ストレスを回避して、身体を冷やさぬよう!!