足の指に数本の毛が生えていると思います。よく見てみると私は右親指は2本ありましたが、他の指は左も含め0本でした。指毛に限らず、体毛は紫外線による乾燥や細菌の侵入を防止し、また皮脂を皮膚に行き渡らせ、汚れが付きにくくなる、衝撃を和らげるなどの存在意義があります。
さて、糖尿病の患者さんは、手や足の末端の細い血管から変性が始まって、血流が滞りがちになり、感覚神経の栄養不足から、傷を負っても痛みを感じにくくなりますが、そうした変化の初期には足指の毛がなくなり、爪が伸びにくく分厚くなるなどの変化がみられるそうです。
足の親指は指の中で一番大きく、運動量が多い割りに心臓から遠い、冷えやすい、血液の酸性化が起きやすいなどの理由で、痛風発作の関節炎も足の親指に好発します。指毛は必要なところに必要な分だけ生えて、身体を護ってくれていると考えると、安易に脱毛するのは危険だなぁと感じます。