先日、めまいがひどかった・・という方が、「耳鼻科で診てもらったら、3d画像がすぐ出てきたのよ」とお話くださいました。てっきりフレンツェル眼鏡という水中眼鏡のようなゴーグルのような眼鏡をかけて、眼振(眼の異常な動き)の検査をして、神経系の異常があるかを確認するのかと思っていました。
今は、耳鼻咽喉科でもX線ビーム(コーンビーム)という低被ばくCTを使った検査が普及していて、気づかぬうちに低線量とはいえ、被曝していることがあるかもしれません。幸いにもその方は大きな病気ではなく、血流改善薬が処方され、次第に改善されたとのことでした。
内耳には耳石といわれる炭酸カルシウムで出来た石が入っていて、定位置が決まっていますが、何かの拍子に動くとめまいが起こります。また、このような原因で起こるめまいは閉経後のホルモン変化でカルシウムが低下する骨粗鬆症の人にも多いとされます。この症状には耳石置換療法という治療法があります。