最近よく知られるようになった、成長ホルモンの役割、つまり夜10時頃から2時頃まで盛んに分泌されるこのホルモンは、タンパク質の合成やホルモン産生、組織を正常に保つなどの働きがありますので、この時間帯に充分に睡眠を取る必要があります。もちろん女性ホルモン分泌にも効果的です。
エストロゲンの分泌が盛んな月経後から排卵までの間は、夜の深部体温が低く、睡眠導入が速やかに起こるため、深い睡眠がとれると考えられます。一方、排卵後から月経前までの間や、妊娠初期にはプロゲステロンの分泌が盛んで、このホルモンは睡眠を促すといわれています。
月経前はなんだか眠くてしかたないなんていうこともありますね。これは、からだを安静に保ち、特に妊婦さんが無事に過ごせるための生理的働きと考えられます。ですが、プロゲステロンの作用で深部体温は高めに設定されるので、夜の体温も高く、なかなか寝付かれないこともあるのです。
ですので、この時期は速やかに睡眠導入されるような工夫をしてみましょう。足のうらでかかとの真ん中にある失眠というツボは安眠に効果的。手軽に出来るせんねん灸をしてみましょう。また、アロマオイルを利用するなどはいかがでしょう。脳にダイレクトに届く香りの効果は即効性があります。
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