しゃがれ声、ハスキーボイス、サザンの桑田さんのようなあんな声にあこがれる人もいると思いますが、風邪を引いて、いつまでものどの調子が悪く、しゃがれてしまうことがありますね。
ある方が風邪の後、いつまでも声がしゃがれるので、様々な検査をしてみたところ、声帯の片側だけの炎症があったとのこと。声は呼気が出る時に左右二本の筋肉である声帯が、開いたり閉じたり細かく震えて音となるのですが、神経の炎症などで上手く声帯が動かないと、しゃがれた声になってしまいます。
片側の声帯炎はウイルス感染によるものが多いといわれています。高齢になると唾液が減少し、口腔内の細菌が増加しやすいですので、舌を前に出して左右に動かす、唇を閉じて舌で上下の唇の内側をグルっとなめる、頬の内側を押すなどの簡単な体操で唾液を出やすくして、細菌の繁殖を防ぐことも大切です。