女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

★ 便秘特集 第5回 便秘に打ち勝つ毎日のウォーキング

便秘に悩む皆様へ向けて、いろいろお伝えしてきました。以前はかなりな便秘生活をしてきた私ですが、現在はおかげさまで“快腸”生活です。それだけで、気分も違います。皆様もぜひ、快腸に毎日を過ごしていただければと思います。

さて、最終回では「毎日の歩き方で、快腸に導く方法」をお伝えしたいと思います。いわゆる正しい歩き方としてよく言われる膝を伸ばして、かかとから着地し、地面をしっかり蹴って前進するという歩き方ですが、その一挙手一投足に意識を向けて、歩くことが大切です。

 

まず背すじを伸ばし、頭部が背骨の上にしっかり乗り、気持ちよく呼吸ができると感じる位置を見つけてください。そして、膝を伸ばすときはポーンと脚を放り出すような感じで行います。これは身体の中で一番大きな太ももの筋肉をしっかり動かす動作で、代謝も上がります。

 

さらに着地はかかとから。そうすると必然的に少しだけ歩幅が広がります。その分、骨盤がよく動くので、腹部の血流がよくなり、腸管は程よく刺激されるでしょう。どれだけ短い時間でも、この歩くという毎日行う動作をしっかり意識して行って腸をやさしく見守りましょう!!

 

横浜鶴見の女性のための鍼灸治療室 ミキクーレ

★便秘特集 第4回 便秘に負けない快腸体操

   便秘に苦しむ皆さま、その苦しみからできるだけ早く脱出しましょう!!放っておいていいことはありません。あまり聞きたくない話ですが、大腸がんは女性の死因の第一位です。

 

まだまだ増加傾向をたどっています。前回記したように、留まり続ける便は硬くなり、腸の壁を傷つけますし、痛みを起こす原因にもなります。薬を使わないともう出なくなった、なんていう話も聞きますが、一生続けたい習慣ではないですね。

 

そこで、先週もお伝えした、朝起き抜けの腹部マッサージやヨガのネコのポーズ、白湯を飲む習慣にプラスして、快腸体操にぜひトライして、習慣化してみてください。

 

お布団の上で仰向けに寝たまま、片足を上に挙げます。股関節と膝関節はそれぞれ90度にします。膝を両手でつかみ、足首を回します。右回し、左回し、縦方向に上下させます。それぞれ20回ずつ。休んでいる方の脚はまっすぐ伸ばし、足関節は90度にして上に向けます。

 

その後、右を下にして横になり左脚は股関節・膝関節ともに90度にします。その状態で骨盤の骨を軽くトントンと20回ほど叩きます。この体操の間、腸に優しい刺激が入り、そろそろ動き出そうという腸管の準備にもいいですし、足首を回すことで朝起き出す際の筋肉の準備も整います。

 

骨盤をトントンする際に便秘のツボも刺激しています。鍼灸治療をコンスタントに続けて体調を整えることは、快腸のためには持って来い!!です。気になる方はぜひ、ご連絡下さい。横浜鶴見の女性のための鍼灸治療室 ミキクーレ 大倉まで

第3回 便秘に打ち勝つ心がけ

 

本題に入る前に、昨日は治療室にて「ダイエットウォークとツボ療法教室」を開催しました。少人数ながら、楽しくそして真剣に、膝痛予防とダイエットのための歩き方を練習した後、各自の証に合った代表的なツボにお灸をしたり、気になる症状について、日常で出来ることなどをお伝えしました。

 

また、機会をみつけて開催したいと思います。情報や資料のご提供もありました。ご協力ありがとうございました。さて、便秘についての本題に入りましょう。

鍼灸の世界に入る前、何を隠そう私自身も便秘症でした。仕事上でも悪玉ストレス回避をうまくできていませんでしたし、食事にもあまり気を遣わぬ日々でした。

そんなある日、極度の腹痛をもよおし、救急車を呼ぶか呼ばないかで迷ったことがありました。結局は、呼ばずに、次の日の病院まで待つことが出来たのですが、“二度と受けたくない”注腸検査はとっても大変でした。何が起こったかというと、腸の粘膜が滞留していた便によって削り取られ、腸管の筋肉がギューっと収縮してしまい、一時的な腸閉塞のような状態だったようです。

その「事件」以来、便秘にならないよう様々な工夫をしています。悪玉ストレス回避に向けては、終わってしまって動かしがたいことをあれこれ考えるより、やはり状況の打破のために自分が今から出来ることに集中しようと心がけるようにしました。

 

また、朝起き抜けの腸管の動きを大切にするべく、まず行うのは①腹部マッサージです。仰向けに寝て膝を曲げ、大腸の位置を意識しながら、両手を重ねて右下腹→上腹部→左下へとマッサージを5~10回行い、ポンポンと叩くなど、腸管を外側から優しく刺激します。その後②ヨガのネコのポーズを3回ほど、朝ですのであまり無理せずに行います。それから③白湯を1杯いただきます。

 

このような事をしなくても、“快腸”な方にとっては、大変だな~と思われるかもしれませんが、便通事情が悪い方は、ぜひ試してみてください! もちろん、食事は前回記したように繊維質の食物を意識して、野菜を多く摂るようにしてみましょう。

★第2回 便秘に負けない食事術!

前回はどうして便秘になるの?ということで、ストレスや食事の偏りが自律神経を乱し、便秘になりやすいことをお伝えしました。ストレスといっても、気候や社会環境などさまざまあります。また良いストレスもあれば悪いストレスもあり、例えば知らない人との会食などでも、新しい友人ができるかもしれないというワクワク感などは脳をいい意味で刺激していますよね。

 

また、嫌だと思う物事に遭遇し、そのことばかり考えて堂々巡りを続けているという悪いストレス、前回書いたように視点を少しずらしてみて、考え方を見直してみるという練習もやってみてくださいね。そうして、出来るところから悪玉ストレス回避と善玉ストレス引き寄せをやっていきましょう。

 

さて、今日は食事について考えてみたいと思います。

便のスペシャリストの辨野先生もおっしゃるように、便秘をしないためには食物繊維がとても大切です。食物繊維は不溶性と水溶性の2タイプあります。

 

「不溶性食物繊維」は水に溶けず水分を吸収し、ふくれて腸壁を刺激し便の排泄を促進します。とうもろこしや小豆、アーモンドやゴマ、キクラゲや干しシイタケなどに多く含まれますが、よく噛まないと消化されにくいため便秘にとっては逆効果になりかねませんので、注意が必要です。噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎが防げます。

 

「水溶性食物繊維」はブドウ糖の吸収速度を遅くし、食後の急激な血糖の上昇を防ぎ、さらにコレステロールの吸収を抑制することで動脈硬化の予防につながります。また、人体に有害な物質の吸収を妨ぎ、便として排出させるという効果も期待できるそうです。海藻や果物、いも類、豆類、野菜等に多く含まれます。

 

主食のお米やパン、スパゲティやそばなどに、副食の肉や魚、そこに加えて、こうした食物繊維の豊富な食材を積極的に食事に取り入れてすこやか快腸美人になりましょう!

 

横浜鶴見のJR鶴見駅徒歩1分 女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは

「膝に優しく、ダイエットにもなる!歩き方講座とツボ療法」を開催します。お電話にて前日までにお申し込みください。Tel090-7172-9051

開催日:平成30 52日(水)  時 間:①10:3012:00 ②13:0014:30

★便秘に負けない気持ちとカラダ

今日から5回にわたって、便秘について特集したいと思います。快便に導く手立ては様々あると思いますが、毎日の生活の中で、「無理なく、そして継続する」ということが何よりも大切になってくると思います。

 

今日は第1回  どうして便秘になるの?です。
本来、健康な人の便は、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜でできているそうです。便秘の場合の便はガチガチ・コロコロになりやすいと思いますが、そういうタイプの便は、水分が60%ほどで、悪玉菌が多くなっているそうです。水分摂取や食物繊維が必要とのこと。~便のスペシャリスト辨野先生のお話から~

さて便秘は、ストレスや食事内容の偏りなどが原因となっている場合が多くみられます。ストレスにもいろいろあると思いますが、イライラしたり、落ち込んだりすることで自律神経の働きのバランスが乱れます。この自律神経こそ排便を司る大切な神経。

朝食後が一番腸管の動きもよく、もっとも排便に適した時間なのですが、都会で働く人にとっては、通勤時間の長さもあり、時短で事を運びたい、最も忙しい時間帯です。そのため、排便リズムをつかみやすいせっかくの時間帯が、有効活用できずにいる人が多いことと思います。

さらに、満員電車でもみくちゃにされでもしたら、一気にイライラも強まりますね。他にも仕事上での嫌なことなども重なると、落ち込んだり、気持ちが萎えてしまったり・・・。

自律神経を上手に整えるには、朝の時間はゆっくり過ごすよう心掛けることが大事です。少しでも多く睡眠もとりたいですが、朝は余裕を持って早めに起きて、排便のリズムを勝ち取りましょう。起き抜けのぬるめの白湯も効果的。 

また、ストレスを感じているのは、「心の持ち方・考え方」であって自分自身ではないというように少し客観的に、状況を眺めてみるのはどうでしょう。場合によっては、その考え方を少し変えてみると新しい視界が開けるかもしれません。

 

また、後悔したり落ち込んだりもしますね。終わってしまったことは、拭い去れませんから、次のステップ、あるいはこれから自分に何が出来るのか!と焦点を置き換えてみてはどうでしょう。そうすれば、少しずつでも腸内すこやか美人になっていけると思います。

 食事については第2回でお伝えします。

膝に優しく、ダイエットにもなる!歩き方講座ツボ療法」開催

  • お電話にて前日までにお申し込みください。
  • 開催日:平成30年 5月2(水)
  • 時 間:10:30~12:00 ②13:00~14:30
  • Tel:090-7172-9051

 

 

★ 季節の変わり目は、なぜ体調をくずしやすいのでしょう。

日本では冬の寒さから、桜の季節にいたる頃を暖かくなったりまた急に寒さが戻ったりして、よく「三寒四温」と、表現しますね。

ヒトのからだは、外気温が暖かくなると交感神経の緊張を解いて、血管を緩ませて汗をかいて、体内に熱がこもらないようにしていますし、逆に寒くなると、交感神経が興奮して、血管を細めて熱が体から発散してしまわないようにしています。ですので、朝晩の気温の上下動が激しいと、交感神経はどう対応すればいいのか、右往左往してしまい、自律神経の統括本部がある脳では、オーバーヒート気味で疲れてしまうようです。

自律神経は内臓の機能を支配していると言っても過言ではないので、自律神経が右往左往するような状態では、体調がいまひとつと感じられてしまいます。
外気温にできるだけ左右されないよう、上着はもちろんですが、帽子やマフラー、手袋などで工夫して寒さ・暑さ対策をすると効果的です。

 

横浜鶴見の女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは「膝に優しく、ダイエットにもなる!歩き方講座ツボ療法」を実施します。お電話にてお申し込みください。

  • お電話にて前日までにお申し込みください。
  • 開催日:平成30年 5月2(水)
  • 時 間:10:30~12:00 ②13:00~14:30
  • Tel:090-7172-9051 担当:大倉

★「膝に優しく、ダイエットにもなる!歩き方講座とツボ療法」開催のお知らせ

  かの有名な松尾芭蕉もお灸をしながら旅をしていたと、自ら書いていますが、足三里で胃腸の調子を整え、よく食べよく歩くという毎日を送っていたのだと想像します。

毎日の歩行動作一歩一歩をしっかり意識することで、骨盤や膝周りのぜい肉が少しずつ減っていきます。さらに膝痛の予防にもなり、体重が気になりだした方や膝痛が心配な方にもお勧めです。

ぜひ、ツボ療法をして内臓を整えながら一緒にウォーキングの練習をしましょう!

  • お電話にて前日までにお申し込みください。
  • 場所:横浜鶴見のJR鶴見駅徒歩1分 女性のための鍼灸治療室ミキクーレ
  • 開催日:平成30年 5月2日(水)
  • 時 間:10:30~12:00 ②13:00~14:30
  • Tel:090-7172-9051