大雨や、それに続く台風と、このところの天候不順で、体調を崩した方が多かったと思います。ようやくここ数日、本来の秋らしさが戻ってきたなと思ったのもつかの間、またまた、新たな台風が近づきつつあります。
前回の台風はかなり気圧が低く、一気圧(いつもの大気圧)との落差が大きければ大きいほど、体には影響力が強いことになります。誰もが、この気圧の変化を大なり小なり体で感じているわけですが、特に敏感に感じる人にとっては、たまったものではありません。
体の中で、血管を広げたり、狭めたりすることに大きく関わるのが、交感神経ですが、いつもの気圧と違うと血管に加わる圧も変化して、交感神経の作用もかき乱され、副交感神経とのバランが悪くなり、体調が崩れがちになります。
頭痛や、昔痛めた関節が痛んだり、吐き気、めまい、耳鳴り、むくみなど、さまざまな症状が出てきます。気圧の変動がおさまるのが、何よりなのですが、鍼灸治療は高ぶった自律神経を落ち着かせ、交感神経・副交感神経の乱れたバランスを元の状態に近づけるためのお手伝いができると考えております。