頭痛は排卵日付近を境に、女性ホルモンの分泌量のバランスが変化するために起こる悪循環であるPMS(月経前緊張症候群)の症状のひとつです。排卵時、今まで多く出ていたエストロゲンが減少し、プロゲステロンが増えてきます。これら二つのホルモンは、各々少し違った作用があります。
エストロゲンの作用は脳内の神経伝達物質のセロトニンに影響して、脳内の情報伝達を活発化させ、意欲の増進、行動の活発化、積極性、精神機能の上昇などに働くといわれています。また、このセロトニンは偏頭痛の発症にも関わる物質としてよく知られています。
そのため、排卵後のエストロゲン分泌の変化に伴い、頭痛、気分の落ち込みや集中力が低下したり、イライラするなどの症状が現れやすくなる場合があります。また、プロゲステロンの作用として、血糖値を調整するインスリンの効き目を低下させるというものがあります。
すると普段より多量のインスリンが必要となり、血中にインスリンがどっと出てきて、低血糖を引き起こします。そうするとやはりイライラしたり、甘いものが無性に食べたくなります。ところが、砂糖やケーキ、チョコレートなどは血糖値を急激にあげてしまうので、再度低血糖を起こします。
このような悪循環を断ち切るためにも、鍼灸治療は効果を発揮します。経絡上のツボにしっかり施術することで、効果は高まります。女性のための鍼灸治療室ミキ・クーレでは無料のお灸体験教室を開催します。この機会に鍼灸の世界をぜひのぞいて見て下さい。
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