女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

口内炎にハチミツが効くのはどうしてでしょう。

  ハチミツには、さまざまな効能があることはよく知られています。
食品なのでやはりもっとも身近なのは食べたときの効能ですが、そのほかにも擦り傷や火傷をした時に皮膚に塗ることでの効果も期待できるとのことです。食べて効果を現すものに口内炎や喉の炎症などが挙げられます。

ではなぜ、ハチミツを食べることでそれらの症状が治るのでしょう。ハチミツに含まれる高濃度の糖分が口の中の細菌の体から水分を引き出すため(脱水症状)、細菌が生きていられなくなることと、ハチミツに含まれるグルコン酸という成分に強力な殺菌作用があることで細菌の繁殖が抑えられるからです。

ハチミツの中でも特に高度な殺菌作用が認められているものにマヌカ蜜があります。ニュージーランドに生息するマヌカという植物の花から得られたハチミツで、例えばフェノールという消毒殺菌薬の13%水溶液と同様の抗菌力を持つものはActive13+と表記されます。ピロリ菌にも効果があるといわれるほどです。

ニュージーランドの先住民マオリ族の人たちには復活の木あるいは癒し木と呼ばれているそうです。私もこのマヌカ蜜に魅せられたひとりで、仕事で話すことが多いため、喉のケアには必須アイテムになっています。効果抜群です!患者さんにもお勧めしていて、よく効いたというお声をいただきます。

また口内炎ができるのはビタミンB1やB2の不足があるからで、ハチミツによってそれらも補われるため治っていくわけです。