セネストパチーは、実際には存在しない体の中の異常状態を訴えることで、患者さんじしんは生々しく感じているのが特徴です。何度か遭遇したことがありますが、詳細な訴えが続きます。多くは、歯科治療を行った後に発症する口腔内セネストパチーであるとされます。
舌が激しく振動していて歯に当たる・・、口の中で虫が動いている・・などです。ストレスや精神的な要因があって、歯科治療をきっかけにして、こうした症状が現れるのかもしれません。実際には口腔内に、例えば歯周病やドライマウスなどの他の病気があることもあるそうです。
症状がある時は、さらなる歯科治療は症状悪化につながるので避ける方が良いようで、薬剤を使ったり、マウスピースなどで改善されるケースもあるようです。まずは、話をしっかり聞いてくれる歯科医院を受診されることが必要です。