海外のメディアでは、街中や電車の中を消毒するのに、消毒液を噴霧器で大量に散布している光景が映し出されます。見ているとゾッとします。散布の最中は別として、少し落ち着くと霧状になった消毒剤は見えなくなるでしょう。
けれど、そのあたりには大量の消毒液が粒子状で舞っているのかと思うと、マスクをしていても、息を殺して通り過ぎなくては・・などと考えてしまいます。消毒剤は空間にむやみに噴霧するだけでは、触れる箇所にムラができ、十分な効果は得られないそうです。吸い込むことは人体にとってもちろん有害です。
幸い日本でのそういう光景は、今のところ見たことがありませんが、加湿式空気清浄機に誤って次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)を入れてしまったなどということも聞いたりします。良かれと思ってしたことが、悪い結果を生むこともあり、十分な注意が必要ですね。