新型コロナウイルス感染について、専門家が「マスクは意味がない」というような発言をしているのをテレビで見かけますが、確かにウイルスを吸い込むということに関しては、不織布やガーゼ製のマスクは繊維が粗くウイルスが小さすぎて、通ってしまうという弱点があります。
ただ、冬の乾燥しているこの時期で、寒い時間帯に外に出るときにマスクをしておくことは、のどや気管が急速に冷えてしまうことや乾燥を防ぐ意味で有用です。また、駅など人が大勢集まる場所のほこりっぽい空気を直接吸い込まずに済むという観点からも、マスクは効用があると思います。
気道を痛めれば感染しやすくなりますので、「マスクは意味がない!」と専門家が言い切ってしまうと、マスクそのものがしても仕方ないというように思ってしまう人もいるのではないかといつも思います。いずれにしても主な感染経路は飛沫や接触感染とされていますので、手洗いうがいを充分実践しましょう。