コロナウイルスは一般的なカゼ症状を引き起こす4種類と、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS)に分けられるそうです。今回みつかったのはこの中に含まれないので、新型と呼ばれているわけですが、私たちにできることは何かないのでしょうか。
ワクチンや治療薬は開発段階に入っているとのことですが、すぐに出来るわけではありません。感染症の場合、感染経路を知っておくことも大切かと思います。現段階では詳細がわからないので、空気感染という最も危険性の高い感染経路を想定することも必要だとする見解もあるようです。
空気感染はヒトが出す飛沫(咳やくしゃみの時の唾液)そのものを浴びるということもありますが、さらにその唾液が地面や床に落ち、唾液部分の水分が蒸発し、ウイルスだけがフワフワと空中に舞い、それを人が吸い込むことで感染することを言います。ですので、飛沫を浴びるよりも危険性が高いのです。
通常の紙マスクのフィルター力ではウイルスは防げませんが、感染すると必ず症状が出るのか、というと通常の感染症の場合、必ずしもそうではありません。つまり体内に入るウイルスの量や感染者の体力、体質などに応じて発病しない場合もあります。
ですので、乾燥を防ぎウイルスが活動しやすい環境をつくらないことや、人混みを避けたり、身体を温かく保ち免疫力を下げないようにすること、身体の欲する栄養分を補充する、睡眠を十分とり体を休めるなど、出来ることを確実にやって、防御していきましょう。