ある患者さんからお土産として、金沢のあぶらとり紙をいただきました。雪の風景が、この暑い最中の身に染みて何度も眺めています。本当に金箔の一部が紙に残っています。あぶらとり紙といえば、元々は扇や仏像に使うため、金片を金箔まで薄くのばす必要があり、その工程で作られたものです。
和紙の上から金片を何度も打つことで1万分の1ミリまで薄くのばすそうですが、普通の和紙ではだめで、藁灰汁(わらばいじる)などに浸して作り上げたものとのこと。油分を取り去ることが出来るこの手漉き和紙が転用されて、お化粧くずれを直す際に使われたそうです。
ところで、顔のあぶらも取れる優れものですが、顔の皮脂も年齢と共にググっと減少するので、20歳代にはよくあぶら取り紙を購入もしていましたが、さすがに現在はあぶらが少なめのため、とても長持ちしそうです。ミキクーレでは9月に太極拳&お灸教室を開催します。ミキクーレで検索!