日本語は「雨」にさまざまな名前をつけていることで知られていますが、仕事の関係上、カラダに関する言葉のついた雨はないものかと探してみました。すると、あるものですね。初めて聞く名前ですが、2つあったのです。
①「肘笠雨(ひじかさあめ)」これは急に振り出す雨のことで、時代劇などでみかける頭に直接かぶる笠をかぶる暇もなく、肘で頭を覆う様子が由来だそうです。②「血雨(けつう)」これは泥や火山灰などを含んだ、赤い色の雨のこと。
やはり俳句や短歌などの文化のおかげでしょうか。言葉ひとつに想像力の豊かさが垣間見れます。いつの時代からある言葉なのかわかりませんが、そうした想像力を働かせるゆとりを持ちながら、日々を送れるといいなぁと感じました。