3月3日の太極拳教室に参加された方の中で、指の第一関節の関節炎(ヘバーデン結節)が気になるという方がいらっしゃいました。これは、40歳以降の女性によくみられる症状ですが、加齢と共に起こる組織の変性とされています。
栄養療法を推進している医師の間では、生じてしまった指の変形は元には戻せないけれど、進行を抑止することや痛みをとめることが出来るとされています。そのポイントが3つあり、下記に記します。
ポイント①カルシウムとマグネシウムの摂取バランスを良くする。食生活の欧米化で乳製品が増え、カルシウムによる血管収縮や神経の興奮が増強され、逆にマグネシウムは血栓を作りにくくすることや、血圧下降などの作用があるため、2:1のバランスでの摂取が望まれます。特にひじきは丁度2:1の割合で含有されていてお勧めです。
ポイント②女性ホルモンに代わるものを積極的に摂取する。閉経前は女性ホルモンのエストロゲンによって、骨の成分が充足されますが、閉経後のエストロゲン不足は骨粗鬆症を招き、関節が摩耗しやすくなります。納豆、大豆飲料、豆腐、油揚げなど大豆イソフラボンを多く含む食品がお勧めです。
ポイント③血中の脂質のオメガ3系とオメガ6系のバランスが1:4になるよう改善する。オメガ3系(亜麻仁油、えごま油、青魚の油など)を増やし、オメガ6系(紅花油、コーン油、サラダ油、マヨネーズなど)を少なく摂取するよう心がけることが大切です。
女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは、17日(日)に太極拳&お灸教室を開催します。健康を維持しながら、気持ちよく日常を過ごしたいと思います。090-7172-9051大倉まで、お申込みください。20日(水)にも開催予定です。