赤い靴底で有名なブランドのクリスチャン・ルブタンなどで、流行りの10cm超えのピンヒールの靴があります。これを履いて、朝の通勤時間帯の人混みをも、ものともせずに颯爽と闊歩する女性を時折、見かけます。颯爽と歩けているならまだしも、この間、足首を右へ左へ倒しながら歩く人がいました。
足首を倒しながら歩くのは、癖なのかわかりませんが、足首まわりの靭帯を一生懸命伸ばしながら歩いているようなもので、いいことはありません。さらにピンヒールが細ければ細いほど安定感がなく、大きな捻挫を起こしてしまいかねません。“颯爽と”とは程遠い状況でした。
日本では家に上がれば靴を脱ぐという習慣があり、寝る時まで靴を履いて暮らす国の人たちと比べると、靴を履いて歩くことについても圧倒的に慣れがなく、そのための筋肉の発達も弱いのではないかと思います。
将来のことを考えると、足首の靭帯をそのように酷使することに、何のメリットもないことにぜひ気づいてくださいね・・・と声をかけてしまいそうになります。