先日二人のお子様連れの患者さんがいらっしゃいました。お母さんが鍼灸治療を受けている間に、退屈しないようにと、木製の汽車・レールの玩具や積み木、絵本などを出しておいたところ、下のお子さんが夢中になったのは積み木でした。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、主に緑色・黄色・紺色の三色の積み木を使って、何やら小声で言いながら、建造物らしき立体を造り上げていきました。そして、施術の終盤となり、お母さんの一声で、片付けが始まりました。
最初はダラダラとしてやる気なさそうにしていましたが、母のさらなる一声に二人ともスイッチが入ったようで、真剣に片づけだしました。こんなに小さな箱にスッキリと収めるのは大変だろうと思っていたのですが、積み木をきれいに収めてくれました。
積み木は五感の発達や集中力・想像力・創造力・表現力・思考力・バランス感覚・空間認識能力を身につけ、知的好奇心を刺激し、片付けの練習もできます。現代はスマートな電子機器に遊びの習慣も奪われがちですが、全身を使った遊びによって養われる能力は計り知れないようです。