仕事の後のビールを楽しみにしている方は、多いと思います。暑い時期は、特に一杯のビールのおいしさが引き立ちますね。このビールですが、汗をかいた後の水分補給としての効能は、期待できないと考えられていますので注意が必要です。
ビールはアルコールでありまた、カリウムが豊富に含まれています。アルコールを摂取すると、脳の働きは一時的にしても抑制されるので、適量であればリラックスして、気分も最高！ということになりますが、それは裏を返せば、神経系の働きが悪くなった状態です。
神経系の働きが弱まると、適度な尿の量を決定する役割も遂行されず、身体の水分（体液）が尿として、どんどん出て行ってしまって、脱水状態を招きかねません。また、カリウムはナトリウムとバランスを取りながら細胞の状態や血圧を調整している成分です。
ビールのお供には、どうしても塩分（ナトリウム）の多い食べ物が選ばれ、たくさん食べればその分、カリウムが腎臓や副腎を通して汗や尿として、この多すぎるナトリウムを排出しようとしますので、さらに尿が出やすくなるわけです。
体液が一気に失われるのは、細胞レベルではとても危険な状態です。おいしいビールは、優雅に味わいたいですね。女性のための鍼灸治療室ミキクーレでは、8月に「第二弾の体幹トレーニング講座」を開催します。ご連絡は090-7172-9051大倉まで。
