女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

赤ちゃんを授かりたいと願うすべての方へ

現在、あるいは近い将来に赤ちゃんを授かりたい!と思っているあなた、一人で思い悩んでいないで、まずは自分やパートナーのこころと身体を整えることから始めましょう。そして赤ちゃんを授かり、産み育てるための生活上の準備も大切です。ひとつひとつの悩みに向き合って、コツコツと実現に向けて歩んで行きましょう。

②     生理不順で排卵日を特定できない。

二十歳くらいまでは生理が安定しないことは、そう珍しいことではないようですが、パートナーを得て、これから二人の赤ちゃんを授かりたいと願ったときに、生理不順があると少し戸惑うかもしれません。

まずは、基礎体温をつけてみましょう。排卵からあとの黄体期はほとんどの場合、2週間程度となっていますが、生活上のストレスや体調の変化などで、排卵前の期間はかなり影響を受けるようです。ですので、特にこの排卵前の期間の過ごし方を工夫してストレスを回避し、気持ち良い日常を過ごせるようにしていきましょう。

排卵が近づくと、おりもの(頸管粘液)は量が増え、ねばつきが少なくサラサラした状態に変化します。それは、精子が子宮まで到達しやすいようにサラサラした頸管粘液に変化し、その時期が過ぎるとまた、ねばねばした性状にもどって、もし受精卵が着床していれば、新たな精子が入ってこないようにふたをするためだと考えられます。

ねばつきの状態は指で取ってみて10cmほど伸ばせれば、排卵期付近と考えていいようです。排卵の2日ほど前が、もっともタイミングを取るのにいい日と考えられます。精子の道のりは少し長めですが、寿命が2日から3日あり、精子のほうに卵管で待っていてもらうのです。

また、基礎体温が35度代だったり、排卵後の高温期がガタガタで36.7度程度を超えないなど、体温が気になる方には、鍼灸治療をおすすめします。体温が低かった人も鍼(はり)やお灸(きゅう)を続け、また日常生活でひと工夫をすることで、徐々に体温が安定することが多いです。そうして、万全な態勢を整えていきましょう。