女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校講師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

不育症の原因のひとつとされる血小板凝集能亢進とは?

血液の中には赤血球、白血球、血小板という細胞が流れています。血小板は出血した場合に、血管の壁を修復するため最初に飛んできて地固めをしてくれる細胞です。そのため少なすぎると血管が修復されず出血が止まりにくくなります。
この血小板の活動が活発化する(凝集能亢進)と、今度は血液が血管の中で塊をつくりやすくなり、場合によっては血管を詰まらせる原因にもなってしまいます。このことが原因で胎盤の血流が悪くなり、着床した受精卵が育たない不育状態に陥ってしまうと考えられます。

そのため低容量アスピリン療法やヘパリン療法などを併用して妊娠を維持することが治療法のひとつとしてすすめられています。流産を繰り返す方で、まだこの検査を受けていない方は、一度受けてみることをおすすめします。