女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校教師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

十分な睡眠を取るにはどうすればいいのでしょうか。

 「朝日をしっかりあびると夜の睡眠に効果的だ」ということを聞いたことがあると思います。朝日を浴びるとメラトニンというホルモンの分泌が止まり、身体は活動状態に導かれます。メラトニンは目覚めてから14~16時間ぐらい経過すると再び分泌されます。

例えば朝7時に起きると夜11時に眠くなるのはこのメラトニンの作用によるところが大きいと言えます。メラトニンの持つ①体温を下げ、②副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせ、③呼吸や脈拍、血圧を低くするというような作用で身体は睡眠に適した状態になっていきます。

このメラトニンというホルモンの材料となる物質にセロトニンがあります。セロトニンは太陽の光を十分浴びると分泌が多くなるホルモンですので、昼は太陽光の元で活動するのが望ましいといえます(たとえ屋内であっても)。

このメラトニンセロトニンも体内で合成される物質ですが、その元となるのは必須アミノ酸トリプトファンです。
ご存知のように必須アミノ酸は食品として取り入れないと身体の中では作られません。一日あたり500~600mgのトリプトファンを摂ることが、不眠対策に有効ということです。

トリプトファンの含有量が多いのは肉類や乳製品ですが、吸収できる量は体調や年齢によって異なるようです。例えば、一日にご飯三膳、肉のソテー1枚、焼き魚1枚、納豆1パックなどを最低限摂れるとトリプトファン量としては十分のようです。通常の食生活なら大丈夫ですね。