女性のための鍼灸治療室ミキクーレ 美容・健康豆知識集

経験豊かな鍼灸学校教師の女性鍼灸師が、すこやか美人になるための美容と健康のヒントを解説しています。

何で泣き止んでくれないの?

夜泣きが酷く、なかなか寝てくれない。
何かあったわけではないのに、泣き続けてしまう。

 子育てに奮闘中のお母さんなら、経験がある方は多いのではないでしょうか?
これは「疳(かん)の虫」と呼ばれ、現代医学では「小児神経症」とされています。
もしお子さんに、
  疳癪を起こす。
  不機嫌。
  直ぐいらだつ。
  ちょっとした物音に驚く。
  異常に興奮する。
  夜泣きがひどい。
  必要以上に泣く。
  なかなか眠らない。
  寝ているときでも、薄目を開けている。
  キーキーと甲高い声奇声をあげてしまう。
  行動が異常に乱暴になる。
さらに、
  顔色が青白い。
  眉間や左右の目の間、額、目じりなどに青筋が見られる。
  白目の部分が青っぽい。
  鼻翼や鼻下の発赤。
  髪の毛が逆立っている。
  眉間に縦皺がある。
  表情が険しい。
などの症状があれば、疳の虫かも知れません。

赤ちゃんは、すべての器官が発達段階です。特に神経系は大人のように抑制の経路の未発達により、どんな刺激にも敏感に反応してしまいます。大人なら、自分に関係ない物事に対してほとんど無反応でもいられますが、赤ちゃんは言葉で表せない分、そのどうしようもない神経系の興奮を泣くことで訴えているのです。
ですので、親のちょっとしたしぐさや、言動、家族関係、周辺環境にぎくしゃくした状態があると、赤ちゃんはそれらを敏感に察知し神経系が興奮します。

疳の虫の治療法として、鍼(はり)とお灸(きゅう)があります。
「赤ちゃんに鍼やお灸?とんでもない!」とビックリされると思いますが、子供の鍼治療は、金属やプラスチックの器具でツボを軽く押したり、さすったりする治療法で、鍼を刺すことはありません。またお灸も、温灸と言って肌に直接するのでなく、ツボを肌の上から間接的に暖める治療です。
これは、赤ちゃんにとって気持ちよい治療ですから、その鍼やお灸の刺激を味わうようにニコニコしてくれています。
あと、大事な治療法は、お母さんのベビーマッサージです。その方法もご指導しますから。子供の鍼灸を試されてみてはいかがでしょうか。