もちろん何の差しさわりもなく経膣分娩での出産ができることが自然の流れでいいわけですが、逆子がなおらずぎりぎりまで待っても赤ちゃんのお尻が下にあるなら、以前は按配がよければつまりお尻だけが骨盤内の底の方にあるのなら、そのままお尻から引き出したそうです。
今は無理をしてそうはせず、帝王切開になるようです。妊婦さんにもいろいろな考え方の人がいますね。是が非でも逆子をなおして産むんだ!とねばる人と、そう躍起になっては精神的によくないから、お灸をして頑張るだけはやってみるけど、どうしてもだめなら、帝王切開でいい!と言う方と。
肉体的な面からいえばもちろん身体にメスが入ると神経、血管筋肉などなどさまざまな細胞が壊されるわけだから良くはないですよね。でも帝王切開を選ばざるを得ない人にとっては赤ちゃんやその後のお母さんのメンテナンスをきちんと心がければいいんですよ。
経膣分娩による赤ちゃんの身体、特に皮膚への刺激はとても大切で、この世への誕生を身体が認識する初めての感覚ですね。そして赤ちゃんは産声をあげるわけです。赤ちゃんへの鍼はもちろん刺しません。気持ちの良い刺激で赤ちゃんは気持ちよさそうに受けてくれます。夜泣きにもよく効きます。